混雑無縁 マンツーマンサーフィンスクール

2017年12月17日日曜日

チュュムリー キャンバー(ジャパンモデル) 感想と ハイパフォボードについて





チュュムリー
キャンバー(ジャパンモデル)


感想です。


チュムリー

この板はですね。
ノーズから3分の2辺りのレールアウトラインが
微妙に難しいです。
難しいというのは、
踏んで加速、踏んでアクションではなく
抜いて抜いてのサーフィンになりました。
で3分の2辺りのフィン前辺りが
常に海面に触れてるというか
常に抵抗になる感じを受けました。
テール乗りで力を抜き抜きで乗っていくには
良いのですが、
いざアクション、
踏ん張るとレールが軽く入る反面
それが抵抗になりましたので
抜いて抜いてな板だと感じました。





キャンバー

浮力、厚さに対し
踏み込めます。
激薄のハイパフォーマンスボードの
ミッドボキシーレールより
レールは軽く入り、
コントロールは抜群。
扱いやすい反面、
ただし物足りなさがあります。


ジャパンモデルだけに
浮力はあっても
レールは入り
テールエンドに後ろ足を持っていくとドライブし
また縦に板も上がりますが、
非常に敏感なテールで
過敏なテールで
フィンSサイズだとスリップする感じです。
小波ボードとされていますが
とにもかくにも動く様に作られた板だとおもいます。
乗る方が乗れば物足らなさが出ると思います。
これ乗るならばパフォーマンスボードかなと思います。
踏ん張って蹴り込んでみたいなサーフィンをするには
物足らないです。
要するにルース過ぎました。


小波ボードですと
ベイクドポテトが乗り味がコロコロとしますが
あれとはまた違い、
高浮力なパフォーマンスボードな感じでした。

ヒーリアムテクノロジーは
EPSボードとしては
素晴しいです。
素晴らしいとは
軽いだけでなく
フレックスがコツコツしないです。
波面を弾く感じがEPSとは違い
サイズある波でも使える感がありました。
硬い板苦手なんですが
ヒーリアムはEPSエポキシ巻きよりマイルドな感じでした。


回転性も出した板だと思うので
テイクオフは普通でした。

ロッカーのストレートラインは多くは無いです。
小波ボードですと
ロングには敵わないにしても
張り合えるショートボードが欲しいところですが
この2本はぜんぜん張り合える感じは無いです。
うねりからは厳しい2本だと思います。

板が長ければ
スピードを生むロッカーと
回転性を出すロッカーの二つを入れやすいんです。
板が長いだけに。
短い板だと如何にスピードを出すロッカーを長くするか
がテーマですけど
板が短いだけにバランス次第になります。


ぶっちゃけ
乗るサーファーが乗れば
ハイパフォーマンスボードに勝る板は無いです。
ハイパフォーマンスボードは
全てにおいて結局のところ
優秀です。


ハイパフォーマンスボードも
大波用と
小波用とありますので。

小波用ハイパフォーマンスは強いと思います。

キャンバーはそれがちょい入っていますが
ロッカーはそれなりですが
幅があるぶん、ハイがつくパフォーマンスボードではないです。



5'8  46.67cm  5.40cm  22.9L

ハイパフォーマンスボードのこの板と
2日間、
オンショアジャンク胸肩
たるめの腹胸で
乗ったファイヤーワイヤーの板
30Lと33Lを比べ
モンスタ6、厚さ5.4cmで薄く
レールが入る筈なんですけど
キャンバー
チュムリー
の2本の方がスカスカでした。
モンスタ6に関わらず
最近のハイパフォーマンスボードは
レールを張っているので


それは反発をスピードに変換するためと
反発を力にする為になのですけど
小波板と全く考え方が違いまして
より薄く、より細い板でも
スピードは出るように作られているものだなと
改めて感じました。

このモンスタ6。
23Lなんですけど
立って乗ってる時の
レールの感じは過浮力ボードなんです。
それがぴたっとハマるとビュンビュンなんですけど
テイクオフ後、一発目にバスっと踏んだときに
レールが波に落ない、入らない、自分が負ける時が
少なくなく、割と頻繁にあります。
もうちょいMIDかMIDテーパーなレールにしたいですけど
パワーやスピードを出すには
レールを落とすと、踏みごたえがなくなりまして
レールと細さの関係は非常に難しいと思います。
そのぶん、細く出来るメリットがあるのですけど


細く、レールを張って、ノーズのボリュームを出して
が現代ハイパフォーマンスボードには多いです。



テールはどれもこれも、テールに乗れば、
非常に動きますからそんなに気にしなくても良い気がします。
スカッシュでも細いラウンドでも
そんなには変わらないです。
スワローは計測したわけではないですけど
2、3km速い感じはあり、
より鋭角に板が動く感じはあるのはあります。



サーフボードは正直、
個々に板を合わせるには
非常に難しいと感じます。
レールの感じとかその辺のアウトラインとの関係とか
ハンド仕上げじゃないと、無理です。
それも最低、3~5本、やり取りして
ピタッとマッチする感じかなとおもいます。


マシンの板が大半ですけど
レールの形状はカスタムオーダーだと
指定できますが
元々の感じが分かっていないと
上げていいのか
下げていいのかの基準がわからなく
これまた難しいです。



小波ボードでも
LSDのTEXとか
ファイヤーワイヤーのEVOとか
まあ両者、小波ボードの括りではないですけど
レールがパンパンなモデルもあります。

テールに乗ればどんな板でも
動きますけど
レールは重要だとおもいます。


サイモンレールを呼ばれるほどですから
サイモンの板は、売って安心な感じはあります。
レールに関しては非常に中間的で
可もなく不可もなく。

アルメリックも沢山ハイパフォーマンスモデルありますけど
CTサーファーご用達の
ルーク15
なんて
結構、センター前とレールがパンパンでして
まあ
現代ハイパフォーマンスボードの流れなんだろうなあと
おもいます。
 
以上