混雑無縁 マンツーマンサーフィンスクール

2018年1月13日土曜日

サーフボードについての理論




前に書くと言っていたので書きます。

既存の理論、
計算式と
自論からです。


まず海水の密度からですが
水温 ℃
海水の塩分単位 psu
圧力単位 dbar
表層ですので圧力は0とします。

psuはパーセントの10%です。
湘南は35psu。
3.5%です。
東北方面に行くと塩分濃度は下がります。
茨城くらいから海水は薄いです。
水温20度として
表層ですので圧力は0とします。

ここの計算は自分は、
できないので
UNESCO(1981)の計算サイトで
出すと
kg/m^3
1024.763

F = ρVg

F 浮力

ρ 流体の密度(1.024)
V 物体の体積(サーフボード)
g 重力加速度(ゼロでよい)

体積(cl)リッターと呼んでますが
25リッターのサーフボードは
湘南での浮力は25.6kgとなりますね。

ここまでは
浮力です。


でネックになってくることが
重さ、重力です。
体積25リッターのサーフボードは

弁が付いている
中身が空洞で空気なモールド系のボードでも
PUでもEPSでも
浮力は同じです。


EPSはPUより浮く
浮力がある
と皆さん言います。


しかしながら
全く同じです笑



でも実際EPSの板、浮きますよね。
重さが関係しています。
PUとEPS、
全く同じディメンションのサーフボードを
作るとします。

湘南での浮力25.6kgのサーフボードとして

おおよそですけど
重さ
EPSはPUの20%ダウンくらいです。
PU2.8kgだとEPSだと2.24kg。
560gダウン。

560g÷25600g
=0.021875
100分率で浮力2.2%UP。


要するにEPSだと
波待ち時、PUよりも2.2%浮いています。
軽い分だけ浮くということです。


で乗ると軽い分、動きますし
踏み込むとスピードが出ます。
乗り方にもよります。

計算式だと
ニュートン大先生の運動方程式
ma=Fでもいいのですけど

F=ma
1N=1kg m/s2

F 力
m 質量
a 加速度


Fは人(サーファー)とします。
PUとEPSの同じディメンションの板2枚。
それぞれのサーフボードに乗り
同じ力でアップスかけて加速したとします。

上記でEPSは重量20%ダウンと書きました。
PUの板とEPSの差は板20%。
加速度はPUの20%UPです。

軽い板が速いのはそういうことなんです。
ただし、計算上はそうですが
乗り方により単に20%スピードが上がるかとは
訳が違いまして、
フレックス、
硬さ、
サーファーの技術
サーファーの癖により

ややこしいことになりますが、
単に速い板とはならないのです。

しかし
PUよりもEPSは小さな力で反応しますので
それが利点となり
サーファーにより
それを活かすと
凄まじいサーフィンが可能です。



で、
EPSの利点、軽さと
素材、マテリアルの優れた板は
現代サーフボードの最先端となりまして

宣伝でもないですけど
ファイヤーワイヤーが良いと自分が常に言っていますが
そんな事を考慮してディーラーを取りましたので
まあ良いです。



船舶工学やハイドロプレーニングについては
また書きます。

S2デザイン
自分のCADデザインの板は
理に基づきデザインしてますから
まあ悪くはないです。
前も書きましたが、
マテリアル、素材が最先端なものを使えないのが
大手ブランドとの差です。

ブランクス(芯材、フォーム)などは
大手と同じですけど
殻に違いは大きいです。


要約すると

体積、リッターは=浮力。

ただし
板が軽ければ軽いほど
浮力は上がります。

そして軽ければ軽い分
速いとなります。

この速いは
単にスピード
ということではなく
技の速さなど
反応が速いという速さです。

それらが
EPSは浮力があるという感覚になるということです。



単に浮力だと約2%~3%UP。

それにプラスして
そして軽ければ軽いほど速い。


自分の場合は、好みは

硬い、固い板が苦手です。

でも軽い板は好きです。

なもので
1層巻きのPUが好きです。
ですがフレックスが1年持ちません。
板の強度的にも2年は、まず無理です。

がしかし
軽くて硬くない最先端の素材の板が
ファイヤーワイヤーのLFT構造だったりしますので
もろフィットする訳です。


硬くて軽い板、モールドボードなど
気にならないサーファーも実際にいます。
ビギナーがプレセボとかは別として

まあ好みですね。

海水の塩分単位 psu
です。

これに付け加え
海水温度が上がると
密度は下がります。
要するに浮力は下がります。

河口などの汽水域は
当然下がります。

プールも勿論、下がります。


塩の濃さ
温度
圧力
です。