混雑無縁 マンツーマンサーフィンスクール

2018年1月11日木曜日

理論その2



海水の塩分単位 psu
です。

これに付け加え
海水温度が上がると
密度は下がります。
要するに浮力は下がります。

河口などの汽水域は
当然下がります。

プールも勿論、下がります。

塩の濃さ
温度
圧力
です。

海水は密度1.024と書きました。

今から書くのは
ややこしいので1とします。

体重60kg
25clのサーフボードとして
25clは25kgの浮力があります。
で空気が入った空洞であろうが
PUであろうがEPSであろうが
浮力は同じで
板の軽さ、板にかかる重力が
浮力には影響し
EPSだとPUの2%~3%浮力がUPしています。
のような事を書いたと思います。


単純な計算で
25kgー60kg
-35kg
25kgの浮力(体積)の板に60kgのサーファーが乗ると
沈みます。
35kg足りないですから。
この状態は波待ち、パドルしてない状態と
考えて間違いではないです。


パドルをすると
当たりまえですけど
速度がつきます。
湖でパドルしても
海でパドルしても進みます。
でも波がないと立てません。
35kgたりないので。

しかし
サーフィン、波乗りは
波に乗る。
要は波の力で足りない浮力を補います。
波乗り
と言いますけど
こうしゃくでは
板の上に乗ってますから
板乗りです。
あえて分解します。

-35kgですが
パドル開始と同時に
揚力、リフトがサーフボードに発生します。


30kmのスピードが出せるパドル力があれば
湖でも揚力により立てます。
一瞬でしょうけど。

TOMOのカイトボードの写真ですが
ベイダーというモデルですが
サーフボードと全く同じです。
短く、直線的なアウトラインで
厚さと
幅は
通常のポイントノーズの板と変わらないです。
これは強度的な事からです。

例えばウェイクボードの板。
厚さと
幅は
サーフボードとそんなに大差はないことから
それがわかります。
ウェイクボードなんて
引っ張ってもらうので
体積にすると15リッターくらいだと思います。
乱暴な言い方ですけど
浮力は必要ないのです。

要するに
サーフィンも
波に乗ってしまえば
浮力は25kgの板で
足りない35kgは揚力です。


短く
狭く
薄く

波の力で、
スピードにより
サーフボードはリフトし
浮力が揚力に変わります。

体重60kgのサーファーが
60リッターのサーフボードに乗ると
止まった状態でも立てます。
これは板の節水面と関係してくるのですが
フラフラしながらでも立てます。
板は少し沈みながらも。


スピードが2倍になると
揚力は4倍です。
非常に単純です。

この2倍は
計算上、物理的なところですが、
サーフィンは
水の上
波の上

非常に複雑なものです。
揚力についてもそうです。
フィンも抗力の一つですし
ロッカーもそうです。

1本1本の波は全て違うので
この計算は地球上の誰にも出来ないです。
不可能。
言い切れます。


だらだらと書きましたが
サーフボードは波の力
厳密には
スピードに比例し
浮力から揚力に変わるということです。


そのことから
ビギナーは浮力がある板を
エキスパートパフォーマーは浮力が少ない板を。
と言われる一つです。

テイクオフだけに焦点を当てると
エキスパートサーファーは
パドル力
初速が早いので
足りない浮力をパドルで補い
揚力に繋げていきます。

日常波の
自分の経験では

すね波のダラダラ波で乗るには
体重×0.55くらい。
60kgだと33リッターの板。

腰腹上だと
体重×0.35~0.38。

最低限の浮力です。

ロッカーやコンケーブも
大きく影響します。

例えば
アルメリック、チャンネルアイランズの
ニューフライヤー。
2ステージロッカーと呼ばれていますが
呼ぶというかメーカーが勝手につけていますが

自分からいうと
あれは3ステージロッカーです。

このステージとは
サーフボードのロッカーの
曲線
ストレート(スピードを出す箇所)
を分けて表現しているのですが、

ノーズロッカー
センターロッカー
テールロッカー
曲線物を
大きく3つに呼んでいるだけです
で3ステージ。
これは各シェイパーで呼び方も考え方も
違います。
わかりやすく伝えるために2ステージとしているだけです。
ノーズからセンター
センターからテール
2つですよと。
ステージをいう表現を使うと
ゼロステージなハイパフォーマンスボードも
たくさんあります。
曲線のみのロッカーの板。
小波板には、ほぼ見つからないですけど。
スピードがつかないので。
上に書いた抗力、抵抗になりますので。
真っ直ぐ、直線的なほうが
スピードは出ますので。




コンケーブについては
また書きます。

各サーファーにフィットする
コンケーブは必ずありますので
また書きます。

コンケーブにより
乗り方、圧のかけ方は
違います。
変わります。

上達にも
大きく影響してきますし
合う合わないがあります。
波にもよります。

サーフィン徐達したい方は
サーフボードについて
研究すると良いです。
大きく差が開いてきます。

みなさん
何気なく
選んで
乗ってますけど

板は重要。


塩の濃さ
温度
圧力
です。