混雑無縁 マンツーマンサーフィンスクール

2017年11月14日火曜日

サーフボードの説明でも見かけるので sticky 

スティッキーに関わらず
何を指しているのか
英語はよくわからないところが
自分にはあります。


海面に貼り付くのか
板が粘るのか
どうにもならないのか

スティッキーな一面があります。
みたいな。
前後の雰囲気から察するくらいしか
できないので

よくわかんないね。。

ワックスがスティッキーは
入ってきますが、

板がスティッキーは
よくわからないです。
コンケーブならわかりますけど、

各シェイパーでも
使う単語が違うので。

stickyの意味とは、なぜstickyの解釈の問題で何100人のイギリス人が亡くなったでしょうか


stickyの英語
本来、sticky は「ネバネバする」や「べたつく」という意味になります。例えば、図工でノリを使った子供は、よく指が sticky になりますね。また、シナモンなどが入っていてベタベタしている sticky bun という菓子パンもあります。sticky は形容詞で、「貼り付ける」を意味する動詞 stick に由来しています。貼り付くものは、ベタベタしている、つまり sticky な場合が多いでしょう。



そして英語では、sticky はスラングとしてもよく使われています。

厄介な状態

厄介なことになった際に、イギリス人はよくsticky を使います。この場合、sticky はsituation、problem、patch などの単語と使います。

a sticky situation
厄介な状況

a sticky problem
面倒な問題

go through a sticky patch
大変な状況になる

つまり、この sticky というスラングは「厄介な」や「面倒な」のような意味になります。似ている英語の形容詞は difficult や awkward です。通常、sticky situationなどは
大変な状況に対して使いませんが、たまにイギリス人は非常に大変な目に遭う時にも sticky を控え目な表現として使います。

??イギリス人は何かを表現する際には、大げさに言うより、控え目に言う傾向があります。これはBritish understatementと呼ばれています。一方で、アメリカ人はよく大げさに言う傾向があります。この文化の違いのせいで、朝鮮戦争の時に、sticky に対する解釈の問題で、非常に多くのイギリス人の軍隊が亡くなりました。1951年に、650人のイギリス人のグロスタシャー連隊はイムジン河で1万人の中国人と戦いました。グロスタシャー連隊にとって完全に不利な状況でしたが、同盟国のアメリカ人の将軍が、

How are the Gloucesters doing?
グロスタシャー連隊はうまくいってるか?

と聞くと、イギリス人の将軍は

A bit sticky, things are pretty sticky down there.
ここでの状況は少し厄介、いや結構厄介ですね

と答えました。イギリス人は、「今の状況は非常に大変だ」と言ったつもりでしたが、アメリカ人は「今の状況はそれほど悪くない」と受け取りました。それなので、アメリカ人は増援部隊を送らなかったのです。

結局、グロスタシャー連隊は勇敢に戦いましたが、約500人のイギリス人が捕虜になったり亡くなってしまいました。この悲劇が起きたのは、イギリス人の将軍が、アメリカ人が理解出来ない、控え目な表現の sticky を使ったせいでした。

天気の使い方

sticky は蒸し暑い際にも使えます。これは、muggy や hot and humid という英語に似ています。

It’s pretty sticky today, isn’t it?
今日は結構蒸し暑いね。

I hate this hot and sticky weather. I’ve had to change my shirt twice already.
この蒸し暑い天気超いやだ。もう2回もシャツ着替えちゃった。

sticky fingers

通常、sticky fingers は、指先がベタベタしている際に使いますが、もう1つの使い方もあります。それは「物を盗む癖がある」です。

Best watch your stuff. She has sticky fingers.
自分の持ち物に気をつけたほうがいいね。彼女は盗み癖があるから。