混雑無縁 マンツーマンサーフィンスクール

2017年9月13日水曜日

S2 SURF DESIGN 初号機到着 ライダーとテスト









綿密に打合せし、
フィードバックも。


皆さんにテストしていただきますので
乗ってみてください。
当面は貸し出します。


先入観になるので敢えて書きませんが
1つだけ書いておきます。
ハイパフォーマンスボードとしては超高性能です。

ただし
この板はニュートラル。
フロントフット
バックフット
ではないです。

回転軸はFIN。
スタンダードなハイパフォーマンスボードです。

板のモデルにはそれぞれコンセプトがあります。
自分の主観的なものも入ります。
この板はこの板。
個々のサーフィンに合う合わないはあって当たり前です。

自分なりの解釈での理論にもとづき
デザインした板です。

kimmer
高速艇やモーターボートなど、
低速度では排水量型のように
水面下に沈む部分で浮力を得ているが、
高速時には船体が浮き上がり
水面上を滑るように進む船である。

Hydrofoil
水中翼が水中で発生する揚力によって
船体を水上に持ち上げて進む船である。
停止すれば排水量型の船と同じように
船体下面が水面下に沈む。


回転運動
Yawing
垂直を中心軸に、水平面で時計廻り反時計廻りに回転する。
Rolling
船首船尾を中心軸に、右廻り左廻りに回転する。
Pitching
左右を中心軸に、前転と後転に回転する。


平行運動
左右揺れ Swaying
前後揺れ Surging 航行中は船体の速度の増減となる。
上下揺れ Heaving

ラウンドスカッシュは
パンチ力が出る反面
回転性は落ちます。

S2ADVANCED-NFは
レールラインを絞らず
直線的にテールエンド引っ張りました。
作用はスピード重視。
テールロッカーとテールエンドロッカー、
ボトム形状、
エッジ、フィンとの関係性、バランスの上で
成り立つことですので
単にテール形状だけでの判断することは
意味をなしません。

で、ラウンドスカッシュのパンチ力を活かしつつ
回転性も上げるとなると
テールをフリップさせる。
VEEを施す
レールラインを変更する
テール厚の調整(薄くする)
などの方法があります。

突き詰めていくと
同じような形状にたどり着くのですですが
それでは、自分のデザインではなくなります。

テールに向け直線的なレールラインで
スピードを重視しつつ回転性を上げる。
テールも反りをつけると回転性はあがりますが
スピードはロスしますので
調整です。


しかしながら1本の板で全てをまかなうことは
100%不可能ですから
モデルがある訳です。

もちろんのこと
バンプウイングの要望があれば
入れますし、テール角度も調整できますし
VEEも可能です。


同じ作用を
突き詰めていくと
同じところにたどり着くのです。


自分のやっていることは
ガレージ趣味シェイプとは違い
第一線で使用できるレベルのところでありますから
まあ恥ずかしくない板は配給できるとはおもいます。